【ミャンマー2018秋】地元感たっぷり!ヤンゴンの環状線に乗ってきました!

こんにちは!Unico(うにこ)です!

11月の3連休は人生初のミャンマーに行ってきました!

ヤンゴン観光では市場や寺院もエキゾチックでとっても楽しかったのですが、一番ミャンマーの人々の生活や文化を感じられたのが電車の旅でした!

「アジアで異文化の感じたい!」という方には絶対ぴったり。
しかもヤンゴンの中心地からも乗れる環状線は、行き帰りや乗継の心配もないので、心置きなく電車旅を楽しむことができ、超おすすめです♪


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ヤンゴンの電車について

ヤンゴンには「ミッショ・ヤター」と呼ばれる環状線が走っています。ヤンゴン市内中心地からヤンゴン国際空港の周囲をぐるりと回り、全長約45㎞、38駅を3時間程で一周します。

また、環状線からは支線が伸びていて、マンダレー・バゴー方面に行くものと、ピイ方面に向かうものがあります。


環状線の乗り方

1.切符の買い方
環状線に乗る場合は、出発ホームにある発券所で切符を購入します。
今回は6or7番線発だったので、駅に入ったら陸橋を渡ってホームまで直行。
切符は1人200チャット(約20円)です。

これがホームの発券所↓
発券所

係員に「サークルライン」と一言伝えると、すぐに購入することができました。
サークルラインの切符

ちなみに、ミャンマー中央駅構内に入るとすぐに発券所のようなものがあるのですが、こちらでは買えないみたいなのでご注意ください。


2.乗り方
切符はすんなり買えたのですが、難しかったのが乗り方!
ミャンマーの電車は滅多に時刻通りではない上に、行先や種別表示もないので、どれが乗りたい電車かわからないのです。アナウンスはもちろんミャンマー語なのでわかりません。

というわけで正しく乗る方法↓
①発券所の人に発車ホームを確認(これを間違えたら元も子もなし)
②ホームに電車が来たら、近くの人や電車に乗っている人に「これってサークルライン?」と尋ねまくる。

コツは最後尾車両には車掌さんがいることが多いので、外から覗いてそれっぽい人に聞くことです。ミャンマーの人は優しくて、利用客やホームの物売りの人に尋ねても教えてくれるのですが、答えはまちまちだったりしますので(笑)

あとは気長に待つこと。
私が訪れた時も、電車が遅れていて、結局定時から40分ほど待って乗ることができました。なぜそんなに電車が遅れるのかというと、レールの整備が行き届かず歪んでいるので、脱線しないようにゆっくり走っているからなんだそう。スピードは平均すると15㎞/hほどで、速いところでも30㎞/hくらいでしょうか。ときには自転車に抜かれるくらいののんびり走行です。

なので、ミャンマーの電車に乗る際には、それらも含めて楽しむ目的で行くのが正解です!

ホームには軽食を売っているひともちらほら。
買い食いしながらのんびり電車を待つのもまた楽しいです。
ホームで売っていた、ビーフンとキャベツ入りの油揚げみたいなもの。


見どころ&見てきたもの

まず電車を乗る前に楽しめるのが、車両ウォッチング!
ミャンマーの鉄道には日本の中古車両が多く使用されているんです。私は電車には詳しくないですが、行先表示にそのまま日本の地名が入っていたり、種別に「臨時」と表示のまま使われていたりして面白いです。

こちらは「美濃太田」行の電車。
土埃にまみれ、ミャンマーで頑張っているんだね。

日本で活躍していた電車が、今はミャンマーの人たちの生活を支えていると思うとまた感慨深いですね。

 

最初はビビる、ドアなし乗車口
ミャンマーの電車に自動ドアなんて存在しないのです。
それどころかドア自体がないので解放感抜群!!!

乗車口全開のまま、電車は走り出します。

最初は「こわっ!」と思いましたが、のんびり走行なので途中から恐る恐る近づいてみたり。景色がよく見えて、風が気持ち良かったです。でも線路状況が悪く、電車は上下にボヨンボヨン大きく揺れるので、走行中に乗車口に近づく際には十分にご注意を。

ミャンマー人は当然のように走行中も乗車口に腰かけて、途中線路脇の葉っぱを千切ったりして遊びながら、電車に揺られていました。

 

駅ごとにいろんな商人が登場!車内販売!
車内販売が自由なようで、商売目的で乗ってくる人が結構います。その種類は様々で、日用品ではサングラスを売りに来たり、食品はチャイや小さな揚げ物といったソフトなものから、目の前で作ってくれる和え麺などの本格お食事系、季節のフルーツなど沢山見かけました。

スイカは目の前でカットしてくれます。3人前で500チャット(50円)。
注文すると食べやすい大きさに包丁でカット。食べるときに汁が手につかないよう、ビニール袋を手にかけてくれます。種は車窓から吐き捨てます(笑)

こちらは和え麺。注文すると麺に調味料や具材を加えて混ぜ混ぜしてくれます。
プレーンは1食300チャット(約30円)。フォーのような米麺に、香辛料や調味料、フライドオニオンなどを和えた汁なし麺です。味はタイ料理とかに近いようなエスニック風味。カリッと揚げたオニオンやガーリックが食感のアクセントになっていて◎ 割と脂っこかったです。

ちなみに単一メニューかと思いきや、地元の人は何やら注文してトッピングを追加してもらったりしていました。そうすると値段がちょっとかわります。

それからこれは、梅干し?よくわかんないものもあって、とにかく楽しい!梅干しのような何か

 

乗車方法が豪快!ダニュインゴン駅
ヤンゴン中央駅から環状線を半分ほど行ったところに、大きな生鮮市場のあるダニュインゴンという駅があります。ここで大量の野菜を買い込んだ地元客がたくさん乗り込んでくるので、まるで商用列車のように、車内の雰囲気が一気に変わります。

それまで割と空席があったのに、一気に満車に↓
所狭しと荷物が並びます。皆さん大荷物!たくさん買ったね!

それにしても荷物の量が多く、乗車口から順番に乗っていては間に合わないほど。なので、ミャンマーの人は窓から座席に荷物を投げ込むという豪快な方法で乗ってきます(そうすると自分の座席の確保にもなるという利点付き)。
電車の中で「大きな市場だな~」と眺めていたら、急にドンッ!ダンッ!と窓から野菜の詰まった袋が投げ込まれてきてびっくり!あっという間に車内はみんなが買った野菜でいっぱいに。
このローカル感、たまりません。しかも日本で見たことない野菜がいっぱい!興味深く見るのもすごく楽しかったです。

 

そしてなにより、ローカルな空気感
ミャンマーの人は、ロングシートに胡坐をかいて座ったり、電車の中で食べ物もよく食べます。リラックスモードな空気感がすごく居心地がよかったです。
私は車の座席でもすぐ体育座りや胡坐をかくタイプなので、ミャンマーのこの乗り方には大賛成です!

あとは、知らない人同士が当然のように手を貸しあっているところも、眺めながら何だかいいなあ~と思いました。生鮮市場で大量の食料を買い込んだおばちゃんの荷下ろしを、若いお兄さん達が手伝ってあげているものよく見かけました。ミャンマーの国民性が垣間見えたような気がします。


まとめ

環状線にのるとミャンマーの人々の生活が見えてきて、とても興味深かったです。ミャンマー流に胡坐を組んで、のんびりと車窓から見える風景と空気感を是非楽しんでみてください。乗る前よりもずっと、ミャンマーのことを身近に感じられること間違いなしです!