【沖縄2018冬】石垣島でミンサー織り体験

石垣島で、伝統工芸のミンサー織り体験をしてきました!
わざわざ沖縄でインドア体験?と思われるかもですが、作業中は時間を忘れるほど集中でき、すごく楽しかったです!作品は使うたびに、旅行の思い出が蘇り楽しい気分になれるので、とっても気に入っています。また、予約なしでも立ち寄ることができるので、沖縄旅行の雨天時アクティビティにもおすすめです!

ミンサー織りとは

沖縄伝統の織物。木綿を使った素朴な風合いと、厚みがあるのが特徴。読谷山・首里・八重山・与那国が産地で、それぞれに染や模様に特徴があります。今回は石垣島を訪れたので、八重山ミンサー織りを体験してきました。

八重山ミンサー

四角を組み合わせた絣(かすり)模様が入るのが特徴。八重山ミンサーは竹富島発祥ですが、お隣の石垣島でも盛んです。石垣島のメイン商店街「ユーグレナモール」の通路や、近くの道路にもミンサー織りの模様があしらわれるほど親しまれています。

ユーグレナモール。地面のタイルがミンサー柄です。
ユーグレナモール近くの道路もミンサー柄。
この四角□を組み合わせた模様が八重山ミンサーの特徴です 。

この四角を5個と4個組み合わせた模様には、5=「いつの」、4=「世」という意味があるそうです。男性が女性のもとに通う“通い婚”があった時代に、「いつの世までも私のもとにきてください」という願いを込めて、女性から男性に送っていたものなんだそう。

「みんさー工芸館」で手織り体験!

みんさー工芸館

「みんさー工芸館」は、石垣島にある八重山ミンサー織工房です。観光客向けに手織り体験を行っている他、工房やミンサー織に関する資料展示室の見学もできます。石垣島の中心地、離島フェリーターミナルやユーグレナモールからも20分ほどで歩いて行けます。

体験は作品サイズによって4コースから選べます。コースター(所要時間20~30分)のような手軽なものから、90㎝のタペストリー(所要時間4~5時間)といった大作まであります。

手織り体験は飛び込みも受け付けているので、観光の合間にちょっと時間があいたときにも利用しやすいです。ただ、時間が決まっていれば予約しておくのがベター。待ち時間なくスムーズに利用できます。

中に入ると織り機がいっぱい!

体験織りと別棟にはショップもあります。

ミンサー織で作ったグッズが豊富です。お土産を買うためだけに訪れても◎

いざ織り体験!

体験では横糸を通して織り進める作業をすることができます。 縦糸は既にセットされているので、その中から好きな色合いのものを選びます。

いろんな色があるので迷います…。

色を選んだら、職人の方が横糸の通し方・足の踏みかえ方などを教えてくれます。動作は単純なのですが、糸の張り具合などが難しい!きれいに作ろうと何度も横糸を調整したり、うまく耳を揃えられず「ムムム!」となったり。すご~く集中して、気が付いたらあっという間に1時間が過ぎていました。

手に持っている糸巻きを左右に通すことで織り進めます。

今回はテーブルセンター(28㎝×40㎝)のコースで、1時間半ほどで出来あがりました。集中した分、織りあがった時の達成感は気持ちの良いものがあります!ふ~、やりきった!

ちなみに、選択する色によって横糸の太さが異なるので、進むスピードも違います。私が選んだ黄色は横糸が細かったので1時間半かかりましたが、青を選んだら1時間ほどで織り終わりました。

織り終わりの細かくなっているところは職人さんがやってくれます。

端っこの処理は職人さんがやってくれるので、織り終わったところで体験は終了。作ったものは翌日以降受け取ることができます。受け取りが間に合わなければ、お住まいのところまで郵送してもらえます。

使って楽しもう♪

郵送で家に送ってもらいました。年末だったので体験日から5日ほどで到着。

改めてみると、端がガタガタだったりするのですが…笑

さっそく使ってみました!

多少歪んでいても、それも良い思い出。愛着がわきます。これからたくさん使った大切にしたいと思います!

みんさー工芸館詳細

施設名みんさー工芸館
所在地〒907-0004 沖縄県石垣市登野城909
電話番号0980-82-3473
営業9:00~18:00(年中無休)
ホームページhttp://www.minsah.co.jp/