【ボスニア旅行2018GW】サラエボでのイスラム文化感じる3食レポ!

こんにちは!趣味探し中OLのUnico(うにこ)です!

GWにボスニアヘルツェゴビナの首都、サラエボに行ってきました。
旅は未知の食べものとの出逢いが何より楽しみ!
イスラム教文化の影響を受けた東欧の国に行くのは今回が初めてだったので、期待が高まりました!

実際に行ってみると、中欧では見かけないような食べ物がたくさん。
初めて食べるイスラム教文化の食事は、意外にも日本人の口に合う美味しいものばかりでした!しかも結構リーズナブルなのが嬉しいところです。

サラエボの滞在は約1日と短かったのですが、そのなかで食べた全3食分の食事をご紹介します!


【1食目】お昼ごはんにチェヴァブチチ!

旧市街にある「Morica Han」というお店。地球の歩き方に載っているので選びました。
お昼過ぎにサラエボ空港に到着し、お店を訪れたのは15時ごろでしたが、賑わっています。ボスニアンコーヒーを注文してくつろいでいる人がほとんどですが、フードメニューも注文できます。

大きな樹のある中庭が素敵。
4月末でしたが、シャツ一枚で過ごせる爽やかな陽気です。
お昼ご飯

まずはボスニアンコーヒー(トルココーヒー)を注文。
ボスニアンコーヒー
コーヒーにロクムがついてたったの2MK(約130円)。安い!
トルコを代表するお菓子である「ロクム」が出てくるあたり、オスマントルコの影響を感じますね。

ボスニアンコーヒーは、コーヒーの粉を水に入れ、それを火にかけて煮出すスタイル。上澄みをカップに注いで飲みます。

気をつけて注いだけど、粉がいっぱい残った。

コーヒーの粉の残り方で運勢を占う「コーヒー占い」もあるそう。
ハリーポッターで見たことあるような…。

お料理

チェヴァブチチ 7KM(約460円)チェヴァブチチ細かく切った牛肉を棒状にまとめて焼いたボスニアの国民的な料理
ソーセージのようなものがいわゆる「チェヴァブチチ」です。

もっちりボリュームのあるパンと生タマネギの微塵切りが付け合せ

ハンバーグのような食感を想像していたのですが、もっと弾力があって、肉々しさバッチリです!お肉好きの方もきっと満足することでしょう。

中までぎっしり!10本は入ってました!
かなり食べ応えがあり、2人で一つ頼むくらいが丁度よかったです
後半は付け合せのタマネギが良い役目を果たしてくれます。

ソガンドルマとジャプラック 15KM(約980円)こちらもボスニアの代表的な料理で、「ソガンドルマ」が野菜の挽肉詰めで、
「ジャプラック」がロールキャベツのようなもの。

注文したのはソガンドルマとジャプラックを両方楽しめる「サラエボスペシャル」。ヨーグルトのソースがかかっています。

中身は挽肉とタマネギ。日本の「ピーマンの肉詰め」ともよく似ています。

スープは少し酸味があり、野菜やお肉のダシが出ていて日本人の口に合う味!
赤みがかっていますが、辛くはないので食べやすくて美味しいです。

店舗名 Morica Han
住所 Saraci 77  Bascarsija, Sarajevo 71000, Bosnia and Herzegovina

【2食目】夜ごはんにブレク専門店!

お昼ごはんをお腹いっぱい食べたので、夜は軽めがいい!
ということで、夕飯には「ブレク」を食べることにしました。

「ブレク」は薄いパイ生地の中に牛挽肉やチーズ、ホウレンソウなどを包み、
ぐるぐると渦状にして焼いたボスニア料理。ファストフードとしても広く愛される国民食だそうで、食事はもちろん、おやつ的にも食べられるそうです。

基本的に量り売りで、好きな分だけを注文でき、軽めに食べたいときには持って来いな一品です!

今回はブレクの専門店「Buregdzinica Sac」というお店に行ってきました。
サラエボのレストランのなかでも高評価なお店ですが、入組んだ狭い路地にあるので、Google mapなしには辿り着けないところでした…。方向感覚に自信のない方はぜひGoogle mapのご準備を!

外装はこんな感じ。看板が出ているので近くまでくればすぐにわかります。

店内に入るとショーケースの中にブレクが。この渦状に焼かれた大きなブレクから好きな量を注文して切り出してもらいます。
味は「牛肉」「牛肉チーズ」「チーズ」「ほうれん草チーズ」など。ブレクテイクアウトで持って帰るお客さんもたくさんいて、どんどん売れていきます。
なので、このお店では焼き立てを食べることができます!

価格はどれも100gあたり1KM(約65円)。とっても安い!
チーズが大好きなので「チーズ」と「ほうれん草チーズ」をそれぞれ200g注文。

チーズのブレク、200g、2KM(約130円)
牛肉ブレク

ほうれん草とチーズのブレク、200g、2KM(約130円)

パイ生地と聞いていたので、もっとパリッとしているのかと思っていたのですが、
外側がカリッとしていて、中の生地はもっちり。
カリッと焼いた餃子の皮に近い食感です。中身はチーズとほうれん草なので間違いない美味しさです。

ひとり200gでだいたいお腹いっぱいになりました。
130円で満腹になれるなんて、ブレク、おすすめです!
でも、もう少しお腹が空いていれば、牛肉のブレクも食べたかったなあ。

ちなみにドリンクについてはアルコールは提供していませんでした。
絶対ビールに合うと思うのですが笑。でもこれが文化なのでそれもまた良しです!

店舗名 Buregdzinica Sac(「サラエボ ブレク」で検索すれば出ます。)
住所 Mali Bravadziluk 2, Sarajevo 71000, Bosnia and Herzegovina
電話番号 +387 61 439 045

【3食目】ボスニア中央駅で乗車前の朝ごはん

ボスニア中央駅。
ボスニア中央駅
朝7時の電車でモスタルに向かうため、ちょっと早めに駅に行って朝食をとることにしました。

一見何もないように見えますが、駅の入り口と構内に3軒ほどのカフェがあります。1軒はスナックとドリンクのみの売店のような感じでした。
選んだのは駅の外側に面したお店で、チェヴァブチチやピザが看板に描いてあったのですが、そのようながっつり系フードメニューはお昼以降のようです。

お店に入ると「ドリンク?イート?」と聞かれたので、「イート!」と答えると、
サンドイッチならあるとのことだったので、チーズとハムのサンドイッチをそれぞれ注文しました。

そして出てきたのがこちら。どんっ!
サンドイッチ
…思ってたサンドイッチと違う!笑
しかも、でかい。

まあ、ここで普通のサンドイッチではつまらないですよね。看板にあったチェヴァブチチ用のピタパンでとりあえず作ったのか、ボスニアのサンドイッチはこういうものなのか、よくわからないけど「文化の差だなあ」とちょっと感動。旅はおもしろい。

ちなみに、ハムとチーズを頼んだけど、2つともチーズでした!笑

チーズときゅうりとマヨネーズがサンドされています。普通にうまい!
チーズを惜しげ無く使うところが最高です。そしてかなりのボリューム。
ひとり1つ食べきるのがやっとでした。満腹、満腹。

コーヒーも飲んで、旅の準備は万端。

コーヒーは普通に頼んで出てくるのはエスプレッソサイズです。

サラエボの最後の食事がサンドイッチか…と思いましたが、予想外のサンドイッチで東欧感を感じられたので満足でした。駅の入り口という好立地で、電車に乗るもの安心なので、サラエボ中央駅を利用する方は駅朝食してみるといいかもしれません!

次はモスタルへの電車旅と、モスタルごはんについて書きたいと思います!