こんにちは!Unicoです。
リシタン陶器やスザニ、アトラスなど工芸品が多いウズベキスタン。
せっかく訪れたなら、旅の思い出にお気に入りの一品を持ち帰りたいですよね!
ただ、タシュケントから工芸品の産地へ行くには半日~丸一日かかるし、観光地の土産屋には質がイマイチな大量生産品も多い…(しかもあまり安くない)。
そこで今回は、良質な工芸品を扱っているタシュケント市内のショップを2つご紹介します!
タシュケント観光の合間にも行けるので、ぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか!
contents
1.ウズベキスタン工芸博物館
ウズベキスタンの工芸品を展示した博物館です。
館内のミュージアムショップで高品質な工芸品を購入することができます!
やや値は張りますが、オーナーが各地で収集してきた目利きの品というだけあって、どれも作りが美しく納得の品質です。
ミュージアムショップの様子
中庭をぐるりと囲むようにたくさんの工芸品が並べられています。
品揃えはスザニやアトラスなどの布製品が中心です。
リシタン焼きなどの陶器はほとんどなかったかな。
スザニはポーチやクッションカバーなどの小さめのものから、ラグなどの大きなものまで豊富にありました。
刺繍は縫い目が密で整っているものが多い!
ディスプレイも素敵で、チャイハナのベンチをアトラスとスザニで飾ったものなんか一式持って帰りたいくらい可愛かったです。
ここではウズベキスタン伝統の絹織物「アトラス」のコートを購入しました!
言値の90ドルを少しだけ値切り、85ドルで購入しました。
濃いピンクにグレーがかった水色、ベージュが入った絶妙な色合いに一目ぼれ!
柄の入り方もきれいだし、裏地や裾の処理などもしっかりしています。
アトラスだけでなく、伝統刺繍を施したバックやポーチなども作りがしっかりしているものが多かったです。
長く愛用できる素敵な工芸品がきっと手に入るはず!
ミュージアムの様子もご紹介
100年以上前に建てられたロシア公使の私邸を博物館にしているので、建物の造りがとても華やかで見ごたえがあります。
展示室には大きなアンティークスザニがいっぱい!
一つ一つの色使いや柄が素敵で、じっくりと見入ってしまいます。
下の写真は「ドッピ」というウズベキスタンの民族衣装の帽子。
細かな刺繍が施されていて、どれも凄くかわいい。
この他にも、木彫りの調度品や陶器などの展示がありました。
あまり大きな博物館ではありませんが、工芸品が好きなのでかなり楽しめました!
ウズベキスタン工芸博物館の詳細
施設名 | ウズベキスタン工芸博物館 Amaliy san’at Muzeyi (Museum of Applied Arts) |
所在地 | 15 Rakatboshi ko’chasi, Тошкент 100031 ウズベキスタン |
電話番号 | +998 71 256 40 42 |
営業時間 | 毎日9:00~18:00 |
入場料 | 15,000 so’n (写真撮影 +10,000 so’n) |
アクセス | 地下鉄コスモナウトラル駅から徒歩10分ほど |
備考 | ミュージアムショップはオーナーが来るまで開かないので、 オープン時間は多分適当。私は10時ごろに入れました。 朝一番より、ゆっくりめに行くのが良いかも。 |
2.アブドゥールハシム・メドレセ
19世紀のメドレセ(神学校)を、ウズベキスタン民芸品職人の工房として利用した、工房直営の民芸品ショップです。
一つ一つ手作りされた良質な工芸品を、土産屋より安く手に入れることができます。
また、複数の工房が集まっていて、一度に色々見ることができるもの有難いです。
タイミングによっては職人さんの作業も見学できますよ♪
アブドゥールハシム・メドレセの様子
中に入ると大きな中庭があり、まわりを囲む建物の部屋一つ一つが工房になっています。
ショップは1階部分で、2階は職人さんの休憩所のようになっていました。
工芸品の種類は、陶器と木彫りの作品が多めです。
工房兼ショップの様子
上の写真は木彫りの調度品を作っている工房。
所見台は観光スポットの土産屋でもよく売られていますが、こちらでは柄が細かく繊細なものが多かったです。
リシタン陶器の工房も複数あります。
やはり柄が細かく、色付けも丁寧なものが多いです。
チョルスーバザール付近で売っていたものとは繊細さが全く違います。
柄の種類も豊富で、微妙な違いのものがそれはもうたくさん!
見ているだけで楽しいです。
お皿だけじゃなく、オーナメントもありました。かわいい!
これは持ち帰るの厳しいですが、一応郵送手配もできるよ的なことを言っていました。
お土産屋より商売っ気がなく、入店しても割と放って置いてくれるので、じっくり見て選びたい身としてはかなり有難かったです。
アブドゥールハシム・メドレセでの購入品
アブドゥールハシム・メドレセの工房ではリシタン焼きの皿を2点購入しました。
写真左が直径30㎝程の大皿で約2,000円、写真右が直径15㎝程のやや深めの皿で800円くらいでした。
こんなに細かい手描きの柄が入っているのに…お値打ち価格!
ちなみに支払いはドルも可能、クレジットカードはNGでした。
アブドゥールハシム・メドレセの詳細
施設名 | アブドゥールハシム・メドレセ Abdulqosim madrasasi |
所在地 | Bunyodkor 25 |
営業時間 | 8:00∼18:00頃 |
アクセス | 地下鉄ミリー・ボギ駅から徒歩約5分 |
備考 | 工房ごとにオープン時間にばらつきあり。 お昼休みの時間帯は工房を閉めているところもあったので、 昼食時間帯は避けたほうがよいかも。 |
おまけ お土産選びのポイント
自分が「これが気に入った!!」と思えるものに出会えることが何より大切。
納得して購入できれば、それは作家ものだろうが量産品だろうが、関係はありません。
そしてお気に入りに出会うためには、とにかくたくさん見て目を養うこと!
最初は全部同じに見えて「どれも素敵~!」と思います。
でも何軒か見ていくうちに、柄のパターンや細かさ、発色、色の塗り方などクオリティに差があることがわかってきます。
それも結構な違いがあることが見えてきます。
時間があるなら1軒目で決めずに、まずはたくさんのショップをさら~っとみて感じを掴むのがオススメです。
そして、お気に入りの1枚を見つけて、是非おうちに連れて帰ってください♪